FreeBSD 12系の最新リリース 12.3-RELEASE がリリースされました。
FreeBSD 12.2-RELEASEを運用している環境では、以下のコマンドで簡単にアップグレードできます。make worldをするまでもなくバイナリアップデートできるようになったのは大変便利ですね。
# sudo freebsd-update -r 12.3-RELEASE upgrade
# sudo freebsd-update install
# sudo reboot
ところで12.3-RELEASEからの変更点ではないのですが、リリースノートに興味深い記述がありました。
Starting with FreeBSD-13.0, the default
https://www.freebsd.org/releases/12.3R/relnotes/CPUTYPE
for the i386 architecture will change from486
to686
.
つまり、今後は686以降のCPUでしか動作しないということです。まあ、今時486/586の環境はないに等しいので確かに問題ないアップデートだと思います。そういえば、何年か前に386から486に変わったということがありましたね。あの頃も今時386はないだろう、みたいに思ったことを思い出しました。
ちなみになぜ686に変えるのかというと、上記のリンクから説明分を読んでもらえば分かりますが、686以前のCPUではkernelでエミュレートできない機能があるからです。昨今は64bitバイナリが主流で32bitバイナリを使うことも減りました。その64bitバイナリも486では動かない、といった事情もある訳です。