やみなべと陰謀
Research Phase 1 - Inu
RL:ICEから。
ICE:まず借入します。
RL:オーケー。どこから?
ICE:ブラック・ハウンド。そんでゴースト・ハウンドの部屋にテコテコ歩いていきます。そして部下に「今回のターゲットはC.F.C.のタタラのデーニッツ。早速、指名手配なさい」と命令。<社会:警察>と<指名手配>を組み合わせて、報酬点5点突っ込みます。達成値23。
RL:抵抗は、っと(ルールブックをめくる)。はあ? <アイデンティティ>ですか? <社会>じゃないの? じゃあ、報酬点は突っ込めないよね?
SR:まあ、そうだろうね。
RL:変なの。<指名手配>の抵抗は<社会>で判定したほうがなんとなく自然な感じがすると思うけどな。まあ、いいや。失敗です。
ICE:うれしいけど。これでわかられても、私とってもヒマになるだけだな。
RL:まあ、登場判定できるだけだし。
SR:とんでもないとこにいたらどうするよ?
ICE:ひー。そんで、どこにいます?
RL:中華街。
ICE:じゃあ、早速そこらへん(中華街)について調べます。荷物からラチェット取り出して。
穂積:アホか? ゴースト・ハウンドの設備があるだろう。
ICE:使っていいの?
RL:使ってはダメな理由があるの?
ICE:うーん、ないな。
RL:でも<売買>はしといて。借りるだけだから有利でいいよ。
ICE:うい。<売買>で13。じゃあ、デスクに座って。<社会:ウェブ>で中華街の現在の状況を調べます。17。
RL:三合会の勢力範囲圏ですな。
ICE :なるほど、三合会。三合会はどこかの企業とつながりとかは?
RL:特にない、よね?
K太:うん(ルールブックを見る)。ふーん、三合会ねえ。
ICE:じゃあ、三合会が最近関わった事件ありますか? 日本関係で?
RL:<社会:ストリート>
ICE:ひー。きついよ。<社会:警察>じゃダメ?
RL:いいよ。
ICE:18。
RL:三合会のジミー揚は有名な反日派です。
ICE:じゃあ、デーニッツは三合会にかくまわれている、と?
RL:金さえ払えばかくまってくれるんじゃないの?
ICE:現時点でやれることはやったかな。じゃあ、レンズと穂積にデータを送ります。リサーチおしまい。
RL:舞台裏。
紫嵐:<売買><裏ルート>の組み合わせ。デーニッツさんの行方不明になる前の動きを調べます。14。
RL:どっかの企業の人間と接触したらしい。
紫嵐:それがG.C.I.の人間だったというオチはやめてくださいよ。
RL:(笑)。いや、まあ、そうなんですけど。じゃあ、C.F.C.からなにかを持ち出したらしいです。
K太:僕はストリートからしかアプローチできない人なので。<社会:ストリート>で目撃情報を集めます。16。
RL:中華街で見かけたらしい。
穂積:C.F.C.でデーニッツの聞きこみ。<交渉>で12。
RL:まあ、典型的なタタラです。評判も悪くない。行動にも不審な点はなかったそうです。
Research Phase 2 - Chakra
RL:穂積のシーン。
穂積:<コネ:ミハイル・オルカ><売買><裏ルート>で16。「もしもし、ミハイル?私だ。穂積だ」
RL:ミハイル・オルカ? 誰?
穂積:SSSの刑事部捜査……。えーと。
ICE:四課の警部補。
K太:(ルールブックを見る)レッガー◎ カブトワリ イヌ●。ペルソナがレッガーだわこいつ。
SR:素敵だ。
穂積:まあ、ペルソナがレッガーなので買収できると考えて<売買><裏ルート>。
RL:「なんだい?」
穂積:「君にちょっと頼みたいことがある。C.F.C.のデーニッツという男を知っているか?」
RL(ミハイル・オルカ):「うーん。名前だけはね」
穂積:「そいつを追っている」
RL(ミハイル・オルカ):「ふーん。それで?」
穂積:「もし、その男を保護したらSSSの上層部に報告するより先に私に知らせて、身柄を引き渡してくれないか? もちろん、謝礼はする」
RL(ミハイル・オルカ):「あいよ」
穂積:「よろしく頼む」じゃあ、次。<交渉><根回し><コネ:マイケル・グローリー>報酬点を5点突っ込んで16。「やあ、マイケル、穂積だが。少し、頼み事がある」
RL(マイケル・グローリー):「なんですか?」
穂積:「最近の中華街の様子。特に、三合会について詳しく教えてくれ」
RL(マイケル・グローリー):「私と一緒でジミーさんもいろいろと危ない橋を渡っているようだね」
穂積:「なるほど」
ICE:マイケルって、反日?
RL:なりゆき反日かな?
SR:思想的には別に中立なんじゃない。いつも巻き込まれているだけで。ブラック・ボックスの時みたいにさ。
紫嵐:いきなり、ファイア・ボール型?
RL:そうそう。拾ってくる仕事がそんなのばっか。
穂積:「彼は今どこに?」
RL(マイケル・グローリー):「彼には店があるでしょう」
穂積:「そこにいる、と」大胆だな「つい最近、彼のもとに客人がかくまわれているという話は?」
RL:マイケルは知らないようですね。
穂積:そうか。
ICE:<オシログラフ>、<オシログラフ>。
穂積:ねえよ、そんなの。
ICE:なーんだ。
穂積:じゃあ、電話を切る。「ありがとう、マイケル。また、なにかあったらよろしく頼む」ICEに連絡。
ICE:ぎゃー! 舞台裏やりたかったのにー! にー!
穂積:じゃあ、ポケットロンからメールで指令書を送ります。
SR:「おまえ、クビな」って。
穂積:うーん。
RL:否定してやれよ。
穂積:「C.F.C.の製品のサンプルや研究結果の管理やらから近頃、盗み出されたものはないか洗ってくれ」って送ります。
ICE:オーケー。わっかりました。
RL:じゃあ、舞台裏。
紫嵐:<売買><裏ルート>で現在、デーニッツを狙っている勢力を調べます。報酬点6点使って21。
RL:もうちょっと限定してくれない?
紫嵐:じゃあ、デーニッツの身柄の確保を狙っていて、実働部隊を動かしている勢力ということで。
RL:オーケー。21。21! うーん。まずG.C.I.。ブラック・ハウンド。C.F.C.。N◎VA軍。
K太:あれ、入ってないのね?
RL:ああ、そうだ。あと、音羽商事。
紫嵐:これ言わないと大変なことに「ああ、音羽どっかの勢力に入ってるんだー」って。プレイヤーの裏読みが。
ICE:音羽って、ねえ?
一同:(笑)。コワイ、コワイ。
N◎VA・Rルールブック掲載のシナリオ「セルフ・サクリファイス」を参照してね。
K太:ホント、やることなくて困っているんだけど。
ホントに、ゴメン。
K太:とりあえず、中華街行く布石としてホテル借ります。<売買>で6。
ICE:ハウンドから装備を借ります。
RL:オーケー。ところで、ゴースト・ハウンドって何を使っているんだろう?
SR:ラチェット?
穂積:それは、出動した時じゃないの?というか、ブラック・ハウンドにメイン・フレームないの?
紫嵐:あっても、イントロンできないんですよ。オヤジさんがいないから。
SR:オメガ隊長ね。ホントに死んじゃったのかな?
RL:OMEGAシステムとかなんかクサイよね。
ICE:うーん。ブラック・ボールでいいですか? 専用台で固定だしね。
RL:オーケー。でも、借りるだけでも<売買>はしといてね。
ICE:18か。きついな。
K太:でも、強いよ。【電脳】8だし。
SR:誰か、【生命】8超えてるニューロいないのかな? 「イントロンしたくねえな」って。
一同爆笑。
K太:いや、ニューロ カタナ チャクラとか。一同爆笑。ラチェットで殴られると、とても痛いのです。でも<居合い>って、あんた。
SR:どんな、ニューロだー!同感だ。
Research Phase 3 - Kuro-maku
RL:K太。
K太:デーニッツが中華街にいるとしかわからない。うー、中華街、中華街? 三合会かな? じゃあ、勝手にそう思っていよう。最近の三合会について<社会:ストリート>で調べてみる。18。
RL:今、アサクサでヤクザとかマフィアとかやらが戦争してますが。三合会はちょっと分が悪いようだね。ジミー揚も結構ヤバイことになっているらしい、ということです。
ここらへんのことは、レターゲームでの様子を又聞きしていました。結局、彼は新香港(HEAVENですな)に高飛びすることになる。まあ、「グランド×クロス」参照。
K太:ふーん。じゃあ、真黄ちゃんに聞いてみよう。<コネ:御堂真黄>で15。「デーニッツってタタラ、知らない?」
RL(御堂真黄):「知ってんよ。どうやら、奴さんC.F.C.を辞めたらしいぞ。まあ、円満に退社ってワケでもなさそうだけどな」
K太:「C.F.C.を抜けた? ヘッド・ハンティング?」
RL(御堂真黄):「多分、そうさね」
K太:「具体的にはどこらへんが?」
RL(御堂真黄):「そこまでは知らん」
K太:「デーニッツはC.F.C.の中でなにをやっていたの?」
RL(御堂真黄):「研究室の室長」
K太:「研究室ってなんだ、研究室って?」
RL(御堂真黄):「C.F.C.だから。まあ、バイオ関係だろうな」
SR:バイオ、バイオのバイオ梨。
一同大爆笑。プレイヤーDの家の近くにある梨園の看板の文句。そんな看板が実際にあるのだ。恐るべし、市川市。というか、ヤバイだろ?バイオ梨は。なんか、食ったら変異しそうだ。
K太:「中華街で目撃されているんだけど、三合会かな?やっぱ」
RL(御堂真黄):「そうなんじゃないの」
K太:「コワイねー」
RL(御堂真黄):「ところで、今回は誰に頼まれたんだ?」
K太:「え? それは、おと……」
RL(御堂真黄):「なんだって?」
K太:「おっ……と、そいつは言わないよ」
RL(御堂真黄):「ちっ」(笑)。
K太:あぶない、あぶない。今、ナチュラルに言いそうになったぞ「ああ、音羽さんだよ」って。
SR:「おっ……と」まで一緒じゃないかよ。
K太:ぎゃー! あぶない、あぶない。あぶないのでここらへんで話を打ち切ります。
<コネ:御堂真黄>判定しろよ、K太。おまえ(プレイヤーB)は、そうやっていつもいつもRLを謀ろうとする。少しは反省をしなさい、反省を。
K太:とりあず、カードがフラッシュ状態だよ。なんにもならないのでホテルでフテ寝します。
一同:(笑)。
RL:じゃあ、舞台裏。
ICE:腐ったカードを捨てるために、マサキ"DN5+"プロセッサを購入します。<売買>で9。
穂積:デーニッツが失踪する前に誰と接触していたかどうか調べます。<社会:企業>キー効果。
RL:キー効果? うーん、G.C.I.のジャン・バルロワですな。
SR:表向きはG.C.I.の相談役ってことになっているけれど。まあ、ブラック・オペレーションの総元締めという人物ですね。
「ブラック・ボックス」参照。持ってない人は……残念でした。
穂積:その目的は? ヘッド・ハンティング?
RL:はい。G.C.I.への移籍の交渉ですな。
紫嵐:<売買>で11。千早自工“アストZSR2”を買います。エクリプスあります?
ICE:似非リプス?
紫嵐:えーと、報酬点1点追加して“キグナス”の盗難車にします。WINDSは入れません。
K太:ああ、盗難車。俺も使いたかったけどエクリプスにあったんだ。
その通り。トータル・エクリプスの違法サービスのとこにあります。
Research Phase 4 - Katana
紫嵐:車に乗ってG.C.I.のアーコロジーに向かう道すがら<売買><裏ルート>でデーニッツの最近の目撃情報を探します。16。
RL:中華街で見かけたらしい。
紫嵐:それを確認してから、G.C.I.アーコロジーに向かいます。
RL:到着しました。
紫嵐:じゃあ、アーコロジーの入り口でジャン・バルロワを呼び出します。
RL:うーん、と。<知覚>をしてください。
紫嵐:えーと、<霊覚>は組み合わせてよい?
RL:オーケーです。
紫嵐:18。
RL:<隠密>18。どうすんの、これ?
SR:防御側優先。でも、この場合は攻防区別つかないな。
今、思えばプレイヤー・フレンドリーにしておけば良かったな。というか、なんの為の判定か忘れてしまった。リプレイ書くときは間をおかずにやりましょうという教訓、ということでここはひとつ。
K太:やりなおし。
紫嵐:18。
RL:18。
ICE:みんな、達成値がバケモノだよー。
そりゃ、経験点100点以上だもんな。
紫嵐:18。
RL:19。まあ、秘密の会議室でもあるのでしょう。ジャン・バルロワはそこで待っています。
紫嵐:向かいます。ま、とりあえず「デーニッツ氏は中華街のあたりで見かけられているそうです。そして、どうやらこの件に関してブラック・ハウンドや軍が関与しているらしいのです」
RL(ジャン・バルロワ):「予想はしていたが、なるべく彼らを刺激したくはない」
紫嵐:「ただ、本気で獲得を狙うならそれなりの牽制はしておくべきだ、と思いますよ」
RL(ジャン・バルロワ):「少し手を打っておこう」
紫嵐:「では、お願いします」
外野はリーンフォースの【理性】の高さ(9!)に興奮している模様。
(K太:だって、ブロッカーより高いんだよ)
紫嵐:「私は、またしばらく他のところから当たりますので」
RL(ジャン・バルロワ):「よろしく頼みます」
紫嵐:じゃあ、ここでシーン切っちゃってください。
RL:舞台裏。
K太:しっぱーい。
SR:なにに失敗したかぐらい言えよ。
K太:うーん。<コネ:音羽南海子>。
ICE:新香港電脳公司“氷解 ICE/B”買います。<売買>12。
SR:アイスビーム! アイスビーム!
外野はX−MENネタで盛り上がる。
穂積:うるさいっ!黙らんか!
SR:黙らんわ!
サブ・ルーラー、暇そうだね。
K太:舞台裏やるなら、舞台表やっている時に考えておこうよ。
穂積:ゴメン。
全くその通り。たまには、いいことを言う。
穂積:えーと。G.C.I.の行動を牽制できるようなスキャンダルが欲しい。
SR:また、IANUS2にバグがっ!
一同:またかっ!
プロパガンダです。本気にしないように。
RL:難しいだろ、それは。
紫嵐:あの件(IANUSにバグがっ!)以来、G.C.I.は慎重でしょうから、なかなか難しいのでは?
RL:そうね。もうちょっと具体的に言ってくれる。
穂積:うーん、じゃあ企業に社会戦か。ぞっとしないな。
SR:ジャン・バルロワのカウンター・パンチ食らってオダブツだな。
穂積:じゃあ、<コネ:三田茂><根回し><交渉>で17。近頃のメディア上でのG.C.I.やC.F.C.の動きについて聞いてみる。
RL:G.C.I.がスポンサーになっているプログラムがありましてね。その中で、北米連合で製作されたドキュメンタリー番組を放送したところなかなかの反響がありました。
穂積:どんなの?
RL:「<小災厄>の真実」というドキュメンタリー。
穂積:ぎゃー!
RL:まあ、北米連合の反日キャンペーンの一環として放送されたみたいだね。要するに、<小災厄>はC.F.C、そしてその背後にいる日本がクロなんじゃないの?という内容。まあ、最後はMMRやX−FILE風になんだかよくわからんちんみたいな終わり方になってしまっているけれど。そうね、戦前の戦意高揚映画みたいなものだと思ってくれい。まあ、それなりの視聴率だったらしいです。以前に「<災厄>の真実」というドキュメンタリー番組がマリオネットで放送され、大センセーションが起きたこともあって視聴者の興味をそそったようです。
ブラック・ボックス参照。まあ、こういうエンディングを迎えなかった人もいるだろうけど。「グランド×クロス」では、マリオネットで放送したことになっているようですね。ただ、<小災厄>についてはC.F.C.がその関与を認めてはいるのです。M○●Nの研究所からウィルスがもれた模様。ルール・ブック参照。
SR:戦意高揚映画って、あんた。
RL:見たことないの?
一同:ねえよ。おまえだけだ。
RL:えー?
そんなものなのですか?
文責:オサメン