やみなべと陰謀
Research Phase 5 - Kabuki
ICE:装備貸してください。
RL:借入してください。
ICE:ぎゃー!
RL:まあ、君ゴースト・ハウンド隊員だし、買うわけでもないから有利でいいよ。
ICE:それでも、出ない。“FTL 99”でいいや。<売買>有利込みで12。うーん、“FTL”はスロットの数が異常に少ないんだよね。手元にあるの全部付かないんだ。まあ、しょうがない。それに、ラチェットのプログラムを全部移して。えーとね、C.F.C.のN◎VA支社長に連絡とりたい。なにで判定すればいい?
RL:C.F.C.N◎VA支社長工藤恭一郎のアドレスあるでしょう?
ICE:うん。じゃあ、連絡します。「もしもし、ブラック・ハウンドの者ですが」
RL(工藤恭一郎):「はい」
ICE:「私、穂積警部の下で貴社のデーニッツ氏の失踪事件について捜査しています。そのことに関して、デーニッツ氏が所持していたタップ・端末のデータを拝見させていただけないでしょうか?」
RL:<交渉>判定。
ICE:<交渉>15。
RL(工藤恭一郎):まあ、いいでしょう。「よろしいですよ」
ICE:「こちらから、直接うかがいますので」
RL:ウェブから?
ICE:イエス。<トロン>でデーニッツ氏のタップのデータを調べます。研究内容は?
SR:それって、企業秘密なんじゃないの? 普通、外部の人間に洩らすかあ?
RL:まあ、捜査協力はしているけど。どうなんだろう?じゃあ、差し障りのない部分だけ。バイオ関係ですね。具体的にはウィルスの研究。
ICE:じゃあ、プライベートなデータはある?
SR:スリー・サイズとか?
RL:特にないです。
ICE:社の待遇は?
RL:特に優遇されているワケでもないけれど。まあ、普通です。決して、不遇だったワケでもないようです。
ICE:じゃあ、アウトロンします。次に、デーニッツに関する情報を情報屋から買いたい。<売買><情報屋>で18。
RL:G.C.I.の人間と接触していたらしい。
ICE:こんなものかな。手札が腐っているし。じゃあ、レンズ隊長に報告します「C.F.C.のデーニッツ氏にG.C.I.からヘッド・ハンティングの誘いがあったようです。身柄を押さえるなら、早急な実力行使が必要かと」
RL(レンズ):「よしわかった」舞台裏です。
穂積:<売買><裏ルート>でAP弾を購入。
紫嵐:<社会:企業>でC.F.C.の最近の様子を調べます。16。
RL:目立った動きはないです。
K太:手札が腐っている。ここで回さなきゃどうにもなりません。うーん、でもなあ。<社会:N◎VA>で報酬点9点使います。21。デーニッツを狙っている勢力について。
RL:G.C.I.が北米連合のテコ入れで動いているようです。C.F.C.がN◎VA軍とブラック・ハウンドを動かして行方を追っているようです。あと、音羽商事。
Research Phase 6 (Master Scene) - Kugutsu
RL:マスター・シーンです。えーと、穂積君。<セキュリティ>で抵抗して。
SR:こちらは21。
穂積:報酬点の使用は?
RL:まあ、いいでしょう。
穂積:じゃあ、9点使用。22。
RL:ICEも。
ICE:登場するのですか?
RL:うん。
ICE:しょうがないなあ。<セキュリティ>か。<トロン>使っていい?
RL:いいよ。
SR:こっちは19。
ICE:“ブレイン・ウォッシュ”“ICE/B”を使って……。
SR:“ICE/B”はダメだろう。ブレイク用だから。
ICE:じゃあ、“ブレイン・ウォッシュ”だけ。報酬点6点使って20。
RL:うーんと、傍受されている。
ICE:どなたに?
RL:?
ICE:“ブレイン・ウォッシュ”は成功すれば誰がハッキングを仕掛けてきているのかわかるのです。
RL:ふーん。じゃあ、言うよ。御堂碧です。
一同:わーお!
K太:誰?
SR:御堂姉妹の真ん中。ゴースト・ハウンド隊長。
穂積:ブラック・キャットと壮絶なおっかけっこした人ですな。あの人にとっちゃ“SC−8”もあってないようなものだな。
一同:コワイよー。
K太:(ルールブックを見ている)あのさ、“ブレイン・ウォッシュ”。誰だかわかるなんてどこにも書いてないよ。
ICE:え?
K太:誰かがハッキングをしかけていないかを見つけるソフト。
一同爆笑。ダマされたー!
ICE:おー、いでー。
SR:ダマされましたぜ、先生。
K太:誰だか、言っちゃいましたよ先生。
SR:早いとこ、ヤッちまいますか。
RL:ク、ク、≪クーデグラ≫。
ICE:ぎゃー!
RL:まあ、いいや。次いこ、次。
Research Phase 7 - Kabuto-Wari
RL:穂積君です。
穂積:司政官府に向かいます。誰かが尾行していないかを注意しながら。
ICE:じゃあ「御堂碧が盗聴しているよー」と知らせる。
RL:登場判定。
ICE:<社会:ウェブ>11。それだけ伝えたら退場。
RL:んーと、尾行に注意するなら<知覚>判定。
穂積:<知覚>か。イメージ・エンハンサ付きますか?
RL:イエス。
穂積:14。
SR:15。
RL:こちらは13。見つかりましたね。ブラック・ハウンドの隊員があなたを尾行しています。
穂積:そのまま、司政官府を通りすぎて裏道に入ります。
RL:<追跡>で判定して。
穂積:<追跡>で15。じゃあ、隊員の肩に手をかけて「よう、なにやってんだ?」
RL(B.H.隊員):「こ、これは警部。任務ご苦労様です」
K太:今、普通に「お勤めご苦労様です」って言いそうになっちった。ヤバイ。
クソオヤジ野郎。
穂積:「で、誰を張ってんだ?」
RL(B.H.隊員):「隊長からの極秘命令です。警部にも言うことはできません」
穂積:<交渉><根回し>。
SR:<根回し>?
穂積:でっちあげます。17。「ああ、俺はその隊長から命令されてこっちに来たんだ。なにをしていたか話してもらおうか」
RL(B.H.隊員):「え? それはおかしいですね」
穂積:「ほほう。なんだ、俺が隊長に命令されてここに来たというのはおまえが隊長から受けた命令と矛盾するものなのかい? たとえば……、俺を張っておけとか」
RL(B.H.隊員):「そういうことになりますな」
SR:あっさり認めやがった。
ICE:堂々としているぞ下っ端隊員。
K太:開き直ったぞー。ぎゃ・く・ギ・レだー!
穂積:「なんのために?」
ICE:そいつは言えねえ。
RL(B.H.隊員):「さあ? 隊長の心は私にはわかりません。私はただ任務を遂行するだけです」そして、ヒソヒソと「とにかく、粛清がコワイですからね」
一同爆笑。
SR:確かに<社会:ブラック・ハウンド>5レベル<産業スパイ>3レベルはコワイ。
穂積:「あいにく、俺はこそこそ嗅ぎ回られるのは好きじゃないんでね」
RL(B.H.隊員):まあ、そりゃ好きな奴はいないだろ「では、帰って隊長にどう伝えましょうか?」
SR:平隊員が警部脅してるぞー!
穂積:「俺は忠実に任務に勤しんでいた、とでも伝えておけ」
RL:じゃあ、帰ってく。
K太:トループのくせにスゴイぞ。いや、トループじゃないのか?
RL:フフフ。どうでしょう?
別に、トループです。
穂積:じゃあ、司政官府に行く。司政官とコンタクトをとる。
ICE:隊員、戻ってきてたりして。
RL:(笑)。はい、部屋に通されます「ああ、君か」
穂積:「ええ、今までの調査の報告を」
RL(天津昂一郎):「どこまで、わかったのかな?」
穂積:「はい。現在、デーニッツは中華街に潜伏中。どうやら、三合会のジミー揚の下に身を寄せている模様です」
RL(天津昂一郎):「そうか。ブラック・ハウンドはどう動いている?」
穂積:「隊長からの……」えーと。後から命令を受けるのはなんて言うのかな?
ICE:沙汰? 追って沙汰を下す?
一同爆笑。
SR:違うだろ、それは。まるで違う。
K太:奉行所じゃないんだから。
穂積:「隊長からの命令変更の通達がないので、以前のままかと」
RL(天津昂一郎):「ふむ。では、よきにはからえ」ぎゃー! 時代劇口調が伝染ったー! おまえのせいだー!(プレイヤーCを物理攻撃)。
ICE:イタイ。横暴だー!
RL:うるさーい!
穂積:「われわれの他に、C.F.C.、G.C.I.、音羽商事が動いているようですが」
K太:V、V。
穂積:「……音羽の方は司政官殿の計らいで」
一同:ぎゃー!
爆弾発言。詳しくはN◎VA・Rルールブック付属のシナリオ「セルフ・サクリファイス」参照。
RL:来た、来たー!
穂積:……やっぱ、まずかったか? うーん。
RL:穂積、おまえ大物だったんだね。RLの僕も知らなかったよ。まあ、いいか。
SR:あれえ? なんかマズイ方向に話が進んでないか?
K太:まあ、音羽さん急に69kgもダイエットしたから。
SR:具体的には足が痩せた。アシゲキヤセだー!
一同:(笑)。
RL(天津昂一郎):まあ、言ってしまったものはしょうがない「ああ、そうだ」
穂積:「安心しました。場合によっては協力を要請したい、と思うのですが」
RL(天津昂一郎):「話を通しておこう」アドレスをもらってください。
K太:誰の?
RL:音羽南海子です。まあ、かっこ付きで弁天?
ICE:ノー! ノー!
K太:それ、言うな、言うなー!
SR:なんか、絶対ヤバイって(声が上ずっている)。
みんな、錯乱。僕(RL)も錯乱。
穂積:「それから、幾つか気になる点が」
RL(天津昂一郎):「なにかね?」
穂積:「私の回線からの通信が何者かに傍受されています。今日、直接参上したのはその為なのですが」
RL(天津昂一郎):「私になにか手を打て、と。そういうワケか?」
穂積:「いえ、司政官殿のお手を煩わせるまでもありません。ただ、われわれのことを探っている人間がいるということをお伝えしておきます。そして、もうひとつ」
RL(天津昂一郎):「ふむ」
穂積:「ブラック・ハウンド。……いや、レンズ隊長のことです。レンズ隊長の目的はわれわれとは完全に一致しないようです。先程、同隊の隊員から尾行を受けました。幸い事無きを得ましたが。どういたしましょうか?」
RL(天津昂一郎):「レンズか。……放っておけ」
穂積:「わかりました」
RL:ここで「うん」と言ったら歴史が……。
RL&K太:変わってしまうじゃないかー!
そこそこ、勝手にハモらない。
紫嵐:「わかった。奴を解任しよう」と言われても困りますしね。
穂積:「私の最優先任務は、デーニッツの所有物の回収ということでよろしいのですか?」
RL(天津昂一郎):「まあ、そうだが。念の為、奴がなにか吐くようなことがあるとマズイな。奴を消せ」
穂積:「はい。では、私は任務に戻ります」
RL(天津昂一郎):「ご苦労」じゃあ、舞台裏。
K太:俺はこのシナリオに、なんでいるのかよくわからないんだけど。
SR:いやいや、重要ですよ。
大嘘つきめ(俺もな)。
K太:どうやったら、重要になれるのかもわからないんですが。
紫嵐:今さらながら、三合会とジミー揚について調べます。<社会:ストリート><売買><裏ルート>で17。
RL:まあ、今まで出てきた情報のあれやこれやを知っといてください。
K太:音羽さんにコールして全部しゃべって、指示を仰ぐ。
RL:「ひとまず待機しといて」ということです。
K太:はあ、買い物でもするかな。
Research Phase 8 (Master Scene) - Kaze
RL:フック・イベントです。N◎VA軍が中華街に進駐しました。
これも、レター・ゲームを又聞きして仕入れた情報。穂積がデーニッツの行方について天津昂一郎にしゃべったら起こそうと思っていました。N◎VA軍進駐の目的は他にもあるのでしょう。まあ、この件もN◎VA軍進駐を促すひとつの原因だった、としてください。
K太:俺、中華街のホテルに泊まっているんだけど。
RL:大変だね。
K太:見なかったフリをする、というのはどうだ?
RL:現実は時として過酷なのだよ、K太君。
文責:オサメン