やみなべと陰謀
Research Phase 11 - Hilander
ICE:んーと、ようやくゴースト・ハウンドの部屋から出て隊長室に向かいます。トントン。
RL(レンズ):「入れ」
ICE:「じゃ、失礼して。隊長、N◎VA軍に動かれてしまいましたよ。どうするんですか?」
RL(レンズ):(ルールブックを読んでいる)んーと「治安の維持はウチが本職だ。兵隊なんぞに遅れを取るな、バカどもが!」
一同爆笑。ルール・ブックにあるレンズ隊長のパーソナリティー・データを見よう。
穂積:いや、ひとりだから「バカ者が!」でしょ?
RL:そうね。
ICE:「じゃ、進めちゃっていいのですか?」
RL(レンズ):「かまわん。やれ」
SR:(ルールブックを指差しながら)「責任は私が取る」
一同爆笑。ルールブックのパーソナリティーのとこではレンズのデータの横に和泉藤嵩のデータがあるのです。
ICE:「じゃあ、この件に関しては私に指揮権がないので、指揮権のある穂積警部の名前で動員しますがよろしいですか?」
穂積の方がICEよりエライのだ。クロマクだしな。
RL(レンズ):「よろしい」
ICE:じゃあ、退室します。えーと、<指名手配>の効果は?
穂積:そのシーンだけだね。
ICE:そうか。じゃあ、なんの為に判定したんだ私は?
RL:知るか。
紫嵐:デーニッツが中華街にいることがわかったじゃないですか。
ICE:オー、イエー。そういや、そうだ。えーと、じゃあね。情報屋から情報を買う。<売買><情報屋>10。
RL:全然ダメ。
ICE:おしまい。
RL:舞台裏。
穂積:N◎VA軍中華街進駐の目的は?
RL:え? 中華街の治安維持ですよ。
穂積:そんだけ? <コネ:天津昂一郎>14。
RL:中華街の治安維持ですよ。
穂積:なんかありそうだけど……。まあ、いいや。
K太:御堂真黄に連絡。<コネ:御堂真黄>10。廃ビルの中を調べてもらう。
お金に弱いなあ、真黄ちゃんは(要するに【外界】の制御値が低い。なんと! 10である)。あ、だから優秀な<コネ>なんだな真黄ちゃんは。マイケル・グローリーも同様の理由で優秀。
RL:じゃあ、真黄ちゃんは妹(御堂葵)に泣きついて調べてもらう。
SR:お?
RL:だって真黄ちゃん<トロン>も<セキュリティ>も持ってないんだもん。まあ、いろいろと仕掛けられているってよ。
K太:うい。
Research Phase 12 - Kabuto
穂積:えーと、音羽商事に出向こうかな? 弁天に話を聞きたいような。
一同:弁天言うなー!
ICE:P−! 中嶋機関により検閲削除。
穂積:うーん。でも、この状況だと出向く必要もないような。中華街のN◎VA軍のとこに行く。もちろん、制服は脱いで行きます。
RL:裸?
穂積:誰が裸じゃ!
RL:おまえ。
SR:いやー! 変態! 奥様、見ました?
穂積:うるさーい!じゃあ、宮月那芸に会いに行きます「やあ、宮月さん。ご苦労様」
RL(宮月那芸):「これはこれは穂積警部。ご無沙汰しています」
穂積:「今日は司政官殿の指示で」
RL(宮月那芸):「そうですか。上から話は聞いています」
穂積:「進駐の目的は私の任務となにか関係が?」
RL(宮月那芸):「まあ、それだけではないのですが……。機密なので……」
穂積:「まあ、ともかく協力はできる、とそういうワケで?」
RL(宮月那芸):「そうですね。私の出来る限りで協力しましょう」
穂積:「デーニッツ氏の所在は?」
RL:(トータル・エクリプスを読んでいる)んーと。使えねえ、こいつ。
SR:なに?
RL:<社会:ストリート>がない。いや、あるけどスートが合わん。うーん。
SR:<社会:N◎VA>で代用しろよ。
RL:いや、<社会:N◎VA>1レベル。で、スートかぶってんのよ<社会:ストリート>と。<社会:日本軍>なら4レベルあるんだけど……。なにもできん。カードを回しとくかな。失敗です。
RL(宮月那芸):「……い、今、ぶ、部下に調べさせているところです」
一同爆笑。
SR:おい、どもってんぞ。
穂積:「では、私が中に入って調べましょう。行動の自由を保障していただきたい」
RL:かまわないそうです。
穂積:「それでは失礼します」
外野はイヌの特殊技能<指名手配>について議論している様子。
穂積:装備を借りたい。“降魔刀”と“MAX10”。
SR:副官はそんなもの持って来いよ、という目で見てやる。
RL:じゃあ、そんな目で睨まれてる。まあ、経理も担当しているのでしょう。
穂積:ひーん。しょうがじゃないか。<売買><裏ルート>。
リプレイ録る時は達成値をおっしゃていただきたい。まあ、たいした判定じゃないからいいけど。
RL:借りられます。
K太:“MAX10”か、制御値ダメージ2点がイタイよな。
ICE:私も着てるよ。良い防具じゃないか。
K太:まあ、制御値ダメージさえなければね。
SR:つまりだな、“MAX10”を良い防具として使おうとするのなら56点の経験値が必要なわけだよ。サクッと56点減らしてから、やり遂げた男の顔で「良い防具じゃないか“MAX10”」と。
一同大爆笑。
紫嵐:タタラに頼めば良いのでは。
一同:(感心)。
穂積:ポケットロンは中華街に来る前に置いてきました。じゃあ、DAKを使ってICEに連絡。
ICE:ぎゃー! 引きずり出されました。
だからさ。ナゼそんなにまでも登場したがらないのだ、君たちは。
ICE:ま、いいか「はい、ICEです」
穂積:「穂積だ」
ICE:「ああ、警部。ようやく、出動ですか?」
穂積:「デーニッツの居場所はわかるか?」
ICE:「デーニッツの居場所ですか?それは、もう任せてくだ……」(黙って、自分の手札を見せる)。
一同爆笑。かわいそうな奴め。
一同:報酬点! 報酬点!
RL:おーっと、報酬点コールがっ!
ICE:しくしく「任せてください」21です。
紫嵐:<吊し上げ>で22。
一同:おおー! かっこいいぞクロマク。
ICE:にゅう「わかったはずなのにわかりませんでした」
穂積:「そうか。まあ、仕方ない。では、私のほうで調べることにする」
ICE:しくしく。
穂積:<社会:警察><バッヂ><指名手配>。
SR:なんで<指名手配>ふたりとも持ってんだ。
企画立てたの君だろ。闇鍋方式でやろうって言ったのおまえじゃんかよー。そりゃ、特殊技能重なってもしょうがないだろ。他のプレイヤーのキャストわからないんだから。
RL:ポリスメンらしくていいじゃん。
穂積:報酬点を……、うーん。全部使うか。32です。
紫嵐:よし、使わせた。
K太:おー、激しいバトルがっ! まあ、これはわかるだろう。
ICE:まあ、これでわからなかったら≪電脳神≫使えばいいし。
穂積:は? さ・き・つ・か・えー!(怒)。
一同大爆笑。
ICE:おー、いでー。
穂積:こっちは完全に使いたくない状況だったんだぞ! あーあ(怒)。
紫嵐:やられましたね。
ICE:やったぜ!
穂積:ブラック・ハウンド本部に知れるだろ、こちらの所在が。<指名手配>使ったらさあ。
RL:<社会:警察>が組み合わせだもんなあ。警察の組織力を使うってことだから……うーん。まあ、そうでしょうな。
ホントにそうなのかは知りません。ま、RL判断ということでここはひとつ。
穂積:ったく、このアマ(怒)。
ICE:はーん、そんなの聞いてないもーん。もーん。
K太:おお、仲間割れだ。
SR:さすが即席コンビ。チームワーク抜群だ。
紫嵐:<吊し上げ>が見事に効いてますな。
SR:まあ、いろいろな意味で。
RL:はっはっは、これぞ離間の策。
穂積:「ホシの所在がわかってもハウンドは出動させるな」
ICE:?
穂積:「すでに軍が出動している、イヌはお呼びじゃないそうだ」
ICE:「残念です。でも、レンズ隊長は『兵隊なんぞに遅れを取るな、バカどもが!』とおっしゃっておられましたが?」
穂積:「じゃあ、軍の包囲を突破するにはどうしたらよろしいでしょうか? とレンズ隊長に聞いてこい」
SR:なんか本当に聞いてきそうだな、コイツ。
ICE:「わかりました、注進しておきます」
穂積:「じゃあな、俺は引き続き捜査にあたる」
ICE:「でも、どうして警部はそこにいられるんですか?」
一同爆笑。
RL:おおっ、反撃だ。
穂積:「そこ? どこのことだ? 中華街にいるなんて一言も言っていないが。俺は、外に出ているだけだ」
ICE:「じゃあ、警部はどうやって中華街に入るつもりです?」
穂積:「入るワケないだろう?」
ICE:「ああ、そうなんですか。なーんだ。じゃあ、入る時はちゃんと言ってくださいね」
SR:バカだ。バカがいっぱいいる。
穂積:「入れたらな」
ICE:じゃあ、退場。
穂積:デーニッツがいるとこに向かう。
RL:じゃあ、シーン切るよ。舞台裏です。
紫嵐:<社会:ストリート>で中華街の様子を調べようとして失敗します。
K太:<コネ:御堂真黄>でセキュリティ外してもらわなきゃ。10ぴったし。
RL:真黄ちゃんは再び妹に頼みこんで外してもらいます。まあ、真黄ちゃんマネキンだし、泣き落とすとしますか。
一同:(笑)
K太:御堂真黄は金をちらつかせると弱いこと発覚。【外界】低いし。
そう、その通り。
RL:万年貧乏。
SR:リプレイでもあったじゃん。「ああ、真黄おいちゃんですか。お金なら貸さないでしゅよ」「そうじゃなくて、お父さんいるかな?」「なんだ真黄か、金なら貸さんぞ」だから、【外界】低いんだよ。
一同爆笑。大昔のG.F.誌のN◎VAリプレイ参照(まあ、参照できる人は)。御堂真黄と石鎚、そして石鎚の娘の綾香ちゃんとの電話での会話です。
K太:それが一応データに現れてるんだ。
Research Phase 13 - Exek
RL:紫嵐だけど。
紫嵐:プレイヤーからの希望により私のシーンは飛ばしてください。
RL:K太。
K太:(首を振る)話がややこしくなるんでまだいい。
RL:うーん。じゃあICE。中華街にいないのおまえだけだよ。
ICE:私はまず一番やりたいことは……。
穂積:レンズ隊長に報告?
ICE:そうか、それだっ! 「軍がいて中華街に入れないんですよ、なんとか通れるように取り計らってもらえませんか?」
RL(レンズ):「われわれは軍と敵対しているわけではないが」
ICE:「へー、そうなんですか。でも、穂積警部が『イヌはお呼びじゃないらしい』って」
RL:じゃあ、レンズ君は経験点を1点使ってフェイトの封印技能を解きつつ「お!俺の頭の中で久しく聞いていなかった<警報>の音が!」
一同爆笑。
RL(レンズ):ピコーン! ピコーン! 「貴様は隊員を引き連れて中華街に急行せよ」
ICE:「はい、わかりました。しかし、デーニッツ氏の居場所がわかっておりませんが」
RL(レンズ):「よし、それは俺がなんとかしよう」
ICE:「はい。で、あのー」
RL(レンズ):「なんだ?」
ICE:「私はできたら行きたくないなあ、なんて」
RL(レンズ):「ん?」
ICE:「私はあの部屋にいたほうが楽なんですけど……」
RL(レンズ):「現場に急行せよ」
ICE:「わかりました」しくしく。部屋に戻って装備を整えます。
RL:レンズが代わりに動員してくれます。<動員:ブラック・ハウンド(イヌ)>で……(ルールブックを見る)わーお、5レベルだ。えーと、15。じゃあ、15人付けてくれます。
ICE:うい。じゃあ、向かいながら情報屋にデーニッツの居場所を。<売買><情報屋>で11。
RL:知らん。
ICE:今度はウェブで。<社会:ウェブ>で10。
SR:露骨だなー。
RL:レンズが調べてくれる。<社会:ストリート>21。
ICE:ありがとうございますー。
RL:シーン変えるよ。舞台裏さね。
紫嵐:実はさっきから舞台裏では伏線を張りつづけているのですよ。<社会:ストリート>で中華街を調べようとして失敗。
RL:むう。
K太:なんか閃いたぞ。辺りで騒ぎを起こしてもらいましょう。<コネ:山崎拓>で……。
SR:誰?
RL:LIMITSのリーダーだよね、確か? ベイラーが行方不明だから代理なんだけど。
K太:そうです。15。カゼを動員してもらって少し騒ぎを起こしてもらう。
RL:じゃあ、わらわら動員されます「わー、N◎VA軍だー」
K太:やっちゃってください。
SR:そこでミカズチ部隊が出てきてカゼ全滅、と。
RL:でも、コイツら命知らずだから。日本軍館山基地の近くの房総幹線道で勝手にレースやってブラック・ハウンドの機動警邏隊とやりあってるらしいじゃん。近々、N◎VA軍も動くとか動かないとかいう。
K太:まあ、アイツらはヤバイから。
紫嵐:「敵だ! 突っ込めー!」
RL:まあ、脳みそが足りてないのでしょう、誰かと一緒で。
ICE:ひどいやー。
自覚はあるらしい。
穂積:<社会:N◎VA>でブラック・ハウンドが出動したという情報を。12。
RL:はい、いいですよ。
文責:オサメン